何気なく履いているジーンズ。しかし、その1本ができるまでに、想像をはるかに超える量の水が使われていることをご存じでしょうか。
国連環境計画(UNEP)によると、ジーンズ1本の生産には、平均で約3,000〜4,000リットルの水が必要とされています。
効率的な工場でも約2,000リットル、条件の悪い場合には10,000リットルを超えることもあります。
これは、一人が何年もかけて使う生活用水に匹敵する量です。
水は、すべての工程で使われています
まず、綿花の栽培。デニムに使われるコットンの多くは人工的に灌漑され、すでに水不足に苦しむ地域の水資源を圧迫しています。
次に、染色。一般的なデニムは、合成インディゴや化学薬品を使い、何度も染めて、何度もすすぐ工程を繰り返します。そのたびに、大量の水が消費されます。
さらに、色落としやユーズド加工などの仕上げ工程。ここでも1本あたり数百リットルの水が使われ、処理の難しい排水が生み出されます。
「見えないところ」で起きていること
こうした工程の多くは、私たちの目に触れない場所で行われています。その結果、川や地下水が汚染され、地域の人々の生活や生態系に長期的な影響を与えているケースも少なくありません。
デニムは、便利で、丈夫で、身近な服。だからこそ、その裏側で使われている水の量や、その行き先にも目を向ける必要があると、9-jour.は考えています。
出典
国連環境計画(UNEP)